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トピックス

2017年02月03日
☆『現代生活語詩集2016 喜・怒・哀・楽』 ・2月3日付「岩手日報」〈学芸余聞〉欄に、書影付きで紹介されました。 ・出版ニュース1月下旬号で紹介されました。こちらからご覧ください。

カテゴリー:ニュース

 

                       ☆出版ニュース2017年1月下旬号より


『現代生活語詩集2016 喜・怒・哀・楽』


 地方の生活語で詩作を――『現代生活語詩集2016 喜・怒・哀・楽』(四六判・323頁・2500円+税・全国生活語詩の会編)が巻を重ね、この2016年版で10冊目となった。
 今回は、同会が提唱している「生活語詩」に載せやすいという「喜怒哀楽」をめぐっての詩。北海道から沖縄まで133人の〈人生の喜怒哀楽がもれ聞こえてくる〉アンソロジーである。
 例えば、関東の黒羽英二「不思議墓は日本一の大方墳」は、今は亡き千葉県北部の北総語で一連置きに表現。その最終連は、〈山頂ノ樹二本残シテ三段方墳日本一ト認メラレ/三ツノ岩屋調査進ンデアリガテエトハ思ウケドヨ/「房総ノ村」名所ニナリ古墳ノ群見ニ来テクレテ/嬉シイケンド村失クナリ人減ッテサミシイダヨ〉。
 九州では熊本地震の詩も。小川桂子「熊本地震に」の最初の一連は、〈四月十四日M六・五/四月十六日M七・三の/熊本地震/名古屋から/熊本の母に電話した/「地震大丈夫?」/「こぎゃんふとか地震ははじめてたい/おそろしかった」と/九十一の母の声〉。
 生活語詩にはイントネーションがあり、同じ文字面でも聞こえかたは違う。本人の朗読を現場で聞くのが一番だ。同会では全国を廻って朗読会を開き、その模様をDVDに収めてきた。「おわりに」(永井ますみ)では、『現代生活語詩集2014 昨日・今日・明日』を片手に、全国を廻った朗読会の一端を伝えている。


             ※出版ニュース社様の御厚意により転載させていただきました。