日本史の舞台を歩く
- 著者
- 加藤正彦
- サイズ
- 四六判
- 頁
- 320ページ
- 製本
- ハードカバー
- ISBN
- 978-4-86000-472-9 C0095
- 発行日
- 2022/07/26
- 本体価格
- 1,500円
ノモンハン戦跡、遼東半島、岩宿、信州塩田平、
越前一乗谷と桶狭間、敦賀、水戸天狗党終焉の地、
「大津事件」の地、二上山、博多湾に浮かぶ能古島・防人の島、
薩摩硫黄島、そして、沖縄グスクとウタキ・・・・・
――――――――――――――――――――――
歴史は時の地層である。著者が日本史ゆかりの地を歩く時、
眼前の風景はその歩みに従って、より一層鮮やかさを増し、
奥行きも深くなる。
「時の地層」を踏みしめているからであろう。
歴史の中に生きた人々の
姿や営みが見えてくる
歴史探訪記。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
歳を重ねてからの旅は、一般によく知られた場所というよりは、
これまでに訪ねていなかったが個人的に興味のある場所を選ぶようになった。
歴史探訪の醍醐味はなんといってもその現地に自分の身体を置いて、
五感を駆使して周囲に見えるもの、聞こえるものを捉え、空気の匂いを嗅ぎ、
雰囲気を味わい、遺物に直接触れて、頭の中にその場所でかつて起こったことを
蘇えらせることである。
その折々の気持ちを書いたものがあれば、記憶が薄れてもまた読み直して
その場所を思い浮かべることもできる。
(著者「あとがき」より)
● 著者について ●
加藤正彦(かとう・まさひこ)
1942年 大阪府生まれ
1964年 関西学院大学文学部史学科卒業
1964~1991年 大阪府立成城工業高等学校、岸和田高等学校、
松原高等学校、金岡高等学校、大塚高等学校・教諭
1991~1994年 大阪府立大塚高等学校・教頭
1994~1996年 大阪府立大塚高等学校・校長
1996~1999年 大阪府立泉北高等学校・校長
1999~2002年 大阪府立富田林高等学校・校長
2010年3月まで 帝塚山学院大学 高・大連携室長
2012~2018年 大阪女学院大学・同短期大学特任教授
2004~現在 大阪狭山市熟年大学講師
共著・編著書等
『パネル日本史』167枚 飛鳥
『黒羽清隆・昭和史』上・下 飛鳥
『歴史のとびら』2,3巻 日本書籍
『黒羽清隆詩集―いまはけものたちのねむりのとき』湯川書房
『必携日本史用語』実教出版
『懐(おも)い、風塵に舞う』タイムス
『黒羽清隆歴史教育論集 子どもとともに歴史を学び、歴史をつくる』竹林館