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明治の音楽教育とその背景

著者
前田紘二
サイズ
A5判
248ページ
製本
ソフトカバー
ISBN
978-4-86000-199-5 C3073
発行日
2010/10/20
本体価格
2,400円

個数  

音楽の歴史を通じて
 
明治という激動の時代を再体験

―――――――――――  

明治期、それは国をあげて近代化への道が模索される、まさに激動の時代であった。

その激動の時代に、しかし、明治の先覚者たちは近代学校教育を構築し、

またわが国に、学校音楽教育をもうち建てていったのである。

明治の先達のそうした尊い努力の軌跡は、現代の教育関係者にも、改めて深い感銘と、

同時に責任感をも呼び起こさずにはおくまい。

                              (「まえがき」より)


CONTENTS

――――――――――――

学校音楽教育の出発

学校教育建設の過程
音楽取調掛の成立と発展
明治初期の音楽教育論

洋楽の進展と音楽教育の変容
開化政策と洋楽の導入
洋楽の振興と普及
教育政策の変化と音楽教育
『君が代』成立事情

音楽教育の普及と変貌
軍事体制下の音楽教育
戦捷下の音楽教育
教育原理の拡張と音楽教育
明治末期の音楽教育