たった一つのいいこと三浦千賀子詩集
- 著者
- 三浦千賀子
- サイズ
- 四六判
- 頁
- 232ページ
- 製本
- ソフトカバー
- ISBN
- 978-4-86000-529-0 C0092
- 発行日
- 2025/01/10
- 本体価格
- 1,500円
朝のスタートに
いのちの一皿
野菜のパワーが
わたしの血潮を駆け巡る
(94頁「朝食」より)
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三浦千賀子さんの願いとは、
国については平和であり、
人々については愛で結ばれること。
それは絵空事でも理屈でもない。
あなたに、いのちの一皿ならぬ
逆境が鍛えあげたことばを、
いのちの「一冊」をどうぞ。
(尾崎まこと)
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新しい時代を思うのです
そこにはやさしい風が
吹いているでしょうか
人々が憩える
木陰があるでしょうか
青い海には
のんびり 船が
航行しているでしょうか
お腹を満たす
ささやかな食料と
一杯のおいしい
コーヒーがあるでしょうか
こどもたちには
一握りのお菓子と
新しい時代を思うのです
(「新しい時代」より)
● 著者について ●
三浦千賀子(みうら・ちかこ)
1945年生まれ
中学校で31年間教員生活
NPO法人 おおさか教育相談研究所の相談員を18年間
詩集
『憧憬 わたしの子どもたちへ』(アットワークス)
『自分のことばで』(清風堂書店)
『一つの始まり』(竹林館)
『今日の奇跡』(竹林館)
『友よ、明日のために』(竹林館)
『リュックの中身』(竹林館) 他
教育エッセイ
『自閉症の中学生とともに』(未来社)
関西詩人協会会員
大阪詩人会議「軸」会員
詩を朗読する詩人の会「風」に参加