いのちを抱いて歩もう ―コロナを克(こ)えて!関西詩人協会2020緊急アンソロジー
- 著者
- 関西詩人協会/編
- サイズ
- A5判
- 頁
- 120ページ
- ISBN
- 978-4-86000-442-2 C0092
- 発行日
- 2021/01/10
- 本体価格
- 1,000円
関西詩人協会 2020緊急アンソロジー
詩・短歌・俳句・漢詩・エッセイ
孤立から連帯へ
旧約聖書レビ記のなかの記載にも感染した場合「隔離しなさい」とあるようですが、ウィルスはその流行により結果的に人と人とを隔ててしまいます。ウィルスによらずとも現代は共同体が失われつつあり、人と人とは離れつつありますが。
『ヨナ』というカミュの作品の中に主人公の画家が、長い孤独を経てやっとできたキャンヴァスを見せるというところがあります。ところが、その白紙の画布は一見して何も描いていないかのようでしたが、よく見ると小さな文字で一言だけ書いてあったそうです。「ソリデール」。ところが、その文字の「デ」は、「デ」とも「テ」とも読めるような変わった字で、人間はソリテール(孤独・ソリチュード)である時にこそ、他の人間とソリデール(連帯)になるという意味であったということです。
このアンソロジーが、今は孤立を強いられている私たち一人一人の明日への希望と連帯へと繋がることを願ってやみません。
関西詩人協会代表 左子真由美
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青島江里 秋野かよ子 秋野光子 あたるしましょうご中島省吾
有馬 敲 石村勇二 市原礼子 犬飼愛生 井上良子 岩井 洋
後 恵子 内田 縁 内部恵子 遠藤カズエ 大倉 元
大西久代 岡本真穂 岡本光明 奥村和子 笠原仙一 梶谷忠大
かしはらさとる 柏原充侍 方韋子 加藤千香子 加納由将
香山雅代 河合真規子 川本多紀夫 北口汀子 北村 真
紀ノ国屋 千 久保俊彦 熊井三郎 KA2 ごしまたま
後藤幸代 小松原惠子 呉屋比呂志 近藤八重子 近藤よしはる
斉藤明典 嵯峨京子 阪井逹生 榊 次郎 左子真由美
佐相憲一 志田静枝 下田喜久美 下前幸一 瀬野とし
田井千尋 高丸もと子 竹内正企 田島廣子 田中猫夢
辻田武美 寺西宏之 戸田和樹 外村文象 永井ますみ
中尾彰秀 長岡紀子 中西 衛 名古きよえ 西崎 想
根来眞知子 根本昌幸 橋爪さち子 畑 章夫 畑中暁来雄
ハラキン 原 圭治 平野鈴子 福田ケイ 船越貴穂 船曳秀隆
松原さおり 松村信人 三浦千賀子 水崎野里子 宮崎陽子
村野由樹 森木 林 もりたひらく 森田好子 安森ソノ子
八幡堅造 山川 茂 山下俊子 横田英子 吉川悦子 吉中桃子
吉田定一 来羅ゆら
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