ムラの未来・ヒトの未来―化石燃料文明の彼方へ
- 著者
- 中田豊一/和田信明
- サイズ
- A5判
- 頁
- 360ページ
- 製本
- ソフトカバー
- ISBN
- 978-4-86000-345-6 C0036
- 発行日
- 2016/11/01
- 本体価格
- 1,600円
我々は
どこから来たのか
我々は
何者か
我々は
どこへ行くのか
(ゴーギャンの絵画の題名より)
誰も語り得なかった
現代の正体とその「解」
NPO実践から生まれたこの「解」は、あなたに納得と展望を与えるだろう。
この書物によって浮かび上がる未来へのほのかな「希望」は、
私たちそれぞれの生活のなかに持ち帰ることができるものである。
CONTENTS
第1章 村は消えようとしているのか
第2章 西洋文明でもない近代文明でもない化石燃料文明という枠組み
第3章 歴史的断絶が見える
第4章 近代西洋思想の罠
第5章 村と水と土
第6章 これからの村
第7章 個人化した私たちはどこに行くのか(1)
第8章 個人化した私たちはどこに行くのか(2)
著者について
中田豊一(なかた とよかず)
1956年、愛媛県生まれ。東京大学文学部卒。アジア学院農場ボランティアなどを経て、1986~89年、シャプラニール=市民による海外協力の会ダッカ駐在員としてバングラデシュで活動。1995年5月から1998年3月まで(社)セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン事務局長。以後、フリーランスの国際協力コンサルタントとして活動しながら和田信明の開発した対話術を共同で体系化。2004年から2年間、JICA派遣専門家として家族とともにラオスに滞在。現在、認定NPO法人ムラのミライ代表理事。非常勤の役員として認定NPO法人市民活動センター神戸理事長などを務める。神戸市在住。〈著書〉『途上国の人々との話し方―国際協力メタファシリテーションの手法』(和田信明との共著/みずのわ出版 2010年)、『人間性未来論―原型共同体で築きなおす社会』(竹林館 2007年)、『ボランティア未来論』(コモンズ 2000年)、『援助原論・開発ボランティアが現場で考えた』(学陽書房 1994年)など。
和田信明(わだ のぶあき)
1950年、東京生まれ。ストラスブール大学人文学部社会学科中退。1993年に認定NPO法人ムラのミライの前身のNGOを設立、以来2015年まで事務局長、専務理事、代表理事を歴任。2015年に代表理事を退任。1993年以来、主に南インド、ネパールで多くのプロジェクトを手がける。同時にJICA、JBICの専門家としてインドネシア、ガーナ、インドで多くの調査、研修を行う。その間、中田豊一とともにメタファシリテーションを手法として築き上げ、その普及に努める。最近は、セネガル、イランからも要請されて研修などの活動を広げている。京都市在住。〈著書〉『途上国の人々との話し方―国際協力メタファシリテーションの手法』(中田豊一との共著/みずのわ出版 2010年)、〈訳書〉『白い平和』(ロベール・ジョラン著/現代企画室 1985年)。