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名作が描く昭和の食と時代

著者
小川和佑
サイズ
四六
196ページ
ISBN
978-4-86000-102-8 C0095
発行日
2006/04/20
本体価格
1,500円

個数  

よみがえる昭和ノスタルジイ

 昭和の文学が描いた食は人間の生きる哀しみに満ちている。繁栄の現在の時間の、はるか半世紀の彼方にこの哀しみがある。しかし、その哀しみに立ち会い、涙を流した人々の多くは老い、死んでいった。やがて、小説や記録に書き残された文学という抽象的な形でしか、それは残らないであろう。
         (少年の悲しみ・開高 健「青い月曜日」より)

 永井龍男  「黒いご飯」
 川端康成  「伊豆の踊り子」
 宮沢賢治  「雨ニモマケズ」
 高見 順  「如何なる星の下に」
 堀 辰雄  「天使達が」
 小島政二郎 「悪妻二態」
 ブルーノ・タウト 「ニッポン」
 横光利一  「旅愁」
 伊藤桂一  「戦場と糧食」
 大岡昇平  「野火」
 武田泰淳  「ひかりごけ」
 太宰 治  「斜陽」
 開高 健  「青い月曜日」
 中里恒子  「時雨の記」
 中村真一郎 「恋の泉」
 立原正秋  「春の鐘」
 村上春樹  「ノルウェイの森」
 吉本ばなな 「白河夜船」
 海老沢泰久 「美味礼讃」
 水上 勉  「土を喰う日々」
 大沢在昌  「闇先案内人」