抱き・しめたい。志賀高原京大ヒュッテの夏
- 著者
- 松本 修
- サイズ
- 四六
- 頁
- 274ページ
- ISBN
- 978-4-86000-76-5 C0095
- 発行日
- 2004/07/12
- 本体価格
- 1,400円
その夏、女の子はキレイで、男たちはアホだった。
高原に咲き競う恋。あぶれた男たち。そして宴の終わり……。
「ラブアタック!」 「探偵!ナイトスクープ」を
生み出したテレビマン・松本 修が、
1971年、大学4回生、21歳の夏に書いた、
みずみずしき魂の旅行記。
数日後、私は宝塚のマンションで、二日かけて押入れのダンボール箱の中から旅行記を探し出した。六度の引越しを経てきたけれど、大学ノートまるまる三冊分、欠けることなく残っていた。見つけたその場で読み始め、読みふけり、一時間あまりかけてすべて読み終えた。そして「よくこんな記録を書き残したものだ」と感心した。そこには学生時代の私自身や友人たちが、いきいきと息づいていた。書きなぐりではあり、稚拙なところもあるかもしれないが、二十一歳の若さだからこそ書けた文章の軽やかさだった。
高原に咲き競う恋。あぶれた男たち。そして宴の終わり……。
「ラブアタック!」 「探偵!ナイトスクープ」を
生み出したテレビマン・松本 修が、
1971年、大学4回生、21歳の夏に書いた、
みずみずしき魂の旅行記。
数日後、私は宝塚のマンションで、二日かけて押入れのダンボール箱の中から旅行記を探し出した。六度の引越しを経てきたけれど、大学ノートまるまる三冊分、欠けることなく残っていた。見つけたその場で読み始め、読みふけり、一時間あまりかけてすべて読み終えた。そして「よくこんな記録を書き残したものだ」と感心した。そこには学生時代の私自身や友人たちが、いきいきと息づいていた。書きなぐりではあり、稚拙なところもあるかもしれないが、二十一歳の若さだからこそ書けた文章の軽やかさだった。