【絶版】夕陽の光芒佐藤勝太詩集
- 著者
- 佐藤勝太
- サイズ
- A5判
- 頁
- 176ページ
- 製本
- ソフトカバー
- ISBN
- 978-4-86000-145-2 C0092
- 発行日
- 2008/04/01
- 本体価格
- 2,000円
【 完売しました 】
語り伝えたい昭和の光と影と、
見果てぬ夢がここにある。
それは、記憶の木漏れ日となって
読む人の心の部屋を満たすだろう。
詩は老いることのない記憶である。
修辞ではない詩の核、生きることの核が
はにかみを含んだユーモアを伴って描かれる。
それは、少年の日の笑顔ではないだろうか。
一行一行の誠実さは、
生への秘めた意志ではないだろうか。
(帯文より)
太陽は刻々と西へ傾いて
山の端で色を変え
形を換えて踊っていた
少年の日
その赫(かがや)きの彩りに
明日を夢見た
老いたいま
夕陽は山脈に光冠を燃やして
熱い雫を滴らしながら
幾条もの矢を放ち
生命(いのち)の光彩を
私のなかへ射しこんでくる
―序詩―